私には3つ年下の彼女がいます。
自分には勿体無いくらいに可愛くて、笑顔が素敵で、家族思いで、私だけではなくちゃんと周りの人も思いやることがひまわりのような女の子です。
今でも夢の中にいるようで、本当に付き合っている事が信じられません。「人生、こんなこともあるんだ」
と自分でもびっくりしているくらいなのです。
思い返せば、
彼女と出会ったのはかれこれ3年前。
一方的に気になっていた当時、奥手で恋愛経験も少ない私は連絡先を聞くことはおろか話しかけることすら出来ませんでした。
(その時彼女は私の事は何とも思っていなかった模様…)
それから特に接点はなく、
私は去年学校を卒業し、県外就職を決意して県外へ引っ越してしまいました。
もうあの子に会うことはないだろうな…と内心諦めていた自分。
その矢先の昨年の夏、たまたまInstagramのおすすめ欄で見つけた彼女の弾き語りの動画。
彼女の日常を知るにつれて、どういう人なのかを知るにつれて、恋愛に奥手だった私がもっと彼女のことを知りたい、彼女と話してみたいと思うようになりました。
今思えば、あの動画を見つけた時にはもう恋に落ちていたのかもしれないなと思うのです。
そして今年の3月。
思い切って、私が学生時代に所属していたバンドが主催するライブへの出演依頼を送りました。
結果は……
出演OKの返事。
正直、本当に驚きでした。
ライブへの出演経験がない彼女が、なぜあの時出演OKしてくれたのか、今でもわかりません笑
しかしこのライブがきっかけで彼女と頻繁に連絡を取るようになりました。
改めて見ると恥ずかしくなるような長文の送り合い。
そして寝る前30分限定の電話。
とっくに成人を過ぎたいい歳の男が初めての経験に胸をドキドキさせる日々。
勇気を出して誘った初めてのデート。
宝石探しのつもりがただの石ころを集めまくったヒスイ海岸。
本当は思いを伝えたくて伝えたくてしょうがなかった無言の観覧車。
綺麗な夕空の予定が曇天の空の下、告白したあの日の海岸。
2人で歩いた満開の桜並木。
iPhone片手に綺麗な夕空にはしゃいだ夕暮れの田んぼ道。
ソワソワしながら過ごしたオシャレなカフェでのひと時。
○○食べに行こう!と決めていくと大体休業日であーあって2人顔を見合わせるあの瞬間。
自分だけに見せてくれる別れ際の車内での表情。
彼女と過ごす1つ1つがとても色濃く、大切な思い出達です。
また付き合って3ヶ月程しか経っていないのに、1年ほど付き合っているのではないかと錯覚するくらいに毎回濃い時間で、そして安心感があります。
私は今、
青春時代の自分にはなかった楽しさ、ドキドキを感じながら過ごしています。
やっとかっとで掴んだ好きな人と過ごせる幸せな時間。
まさに青春時代真っ盛りなのです笑
でもそんな彼女に謝らなくてはならない事があります。
それは私が彼女に2つの嘘をついていることです。
私は彼女に、今の会社を退社して地元に帰るのは、家族の事が理由だから…という嘘をつきました。
もちろん家族のためというのは本当です。家族の存在は自分にとって大きな存在であることには変わりありません。
でも本当はこの人とずっと一緒にいたい、幸せにしてあげたいと思ったからです。
県外に居続ける限りは彼女とずっと一緒にいることは不可能だと分かっていました。
大好きな地元、家族を捨てて自分の夢を追って県外に出た私でしたが、自分の夢と彼女を天秤にかけた時、私は彼女を選びました。
でも彼女より少し大人の私は、率直にこの理由を言ってしまうと、考えなしに決断する幼稚なやつだと思われてしまう、彼女が変に気負ってしまうのではないかと思い嘘をついてしまいました。ごめんなさい。
もう1つは、彼女に「いつから好きになったの?」と聞かれた時に、「初デートの時かな」と答えたことです。
初デートの時にはとっくに好きでした。ずっとずっと思いを伝えたくてしょうがなかったけど、その時は伝えられませんでした。
君が俺のことを何とも思ってない時から、ずっと君を見てました。
ずっと思いを寄せていました。
君がInstagramの投稿にいいねをつけてくれるかどうか一喜一憂してました。
君がいいねをつけてくれるだけでニヤニヤがとまりませんでした。
気持ち悪い人間でごめんなさい。
ずっと思いを寄せていたのに、君には全然話したことなかったのに好きになるとかないわ〜とか思われたくなかったのと、とにかく恥ずかしくて照れくさくて本当の事は言えませんでした。ごめんなさい。
いつもは彼女にちょっと子供っぽいところは治した方がいいと思うよ!
とか年上風を吹かせて偉そうに言っている私ですが、本当に子供なのは私の方です。
照れくさくて彼女にすら本当の事を伝えられない私は、まだまだ子供だと重々分かっています。でも照れくささには勝てません。
でもこういう場ならどれだけでも正直に言えます。
彼女のために夢を捨てて会社を辞め、地元に帰るようなバカなんです。
彼女の事が本当に大好きなんです。
大好きすぎて毎週片道4時間かけて地元に帰るほど大好きで大好きで大好きなんです。
彼女は自分のことを、
「私重い女なんかな……」
と言うけど、とんでもない。
きっと俺の方が数倍重いかな笑
自分でもかなり賭けの決断だと思っています。
リスクのある賭けは絶対にしない私にとって、間違いなく人生で一番の大きな賭けです。
しかし不可能な賭けではないと、将来きっと実る賭けだと信じて、自分の人生を賭けました。
彼女と出会って私は変わりました。
恋をするということはこういう事なんだと気付かせてくれました。
自分で決めたからには、最後までこの思いを貫き通します。
私の今の夢は、彼女をみらいのおよめさんにすることです。
叶うかな。
叶うといいな。
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