ツン:デレ=9:1

数ヶ月前、仕事があまりにも忙しく、深夜に帰宅したあと、自宅で仕事の続きをしていた時のこと。

夜泣きで起きた下の子をあやしながら、リビングに起きて来た奥さんが、開口一番「仕事しすぎじゃない!?家庭のことも考えてよ!」とかなり怒り気味。

疲れていたので、とくに反論もせず、「ごめん…」と謝る。

優しい言葉の一つもかけて欲しいなぁとか内心思いつつ、仕事を続けていると、「そんなんだと過労死するよ?」とのこと。

毎日続くわけじゃないから大丈夫、と説明すると、「そう」と言って、ムスッとした顔で子どもを抱えたままリビングのソファに座る嫁。

どうしたのかと聞くと「別に」とのこと。

子どもも寝てるし、もう寝たらどうか?と言うと「あんたが寝るまで私も寝ない」とかいう。

やっと自分が心配されているのだということに気づいて、さっさと仕事を片付けた(実はほとんど終わりかけていたところだった)。

そして寝ようとしたら、「先に寝れば?」とのこと。

真意がわからず、先に向かった寝室で狸寝入りをして様子を伺っていると、数分後に妻と息子がやって来た。

薄目でチラッと確認するとどうやら嫁は私が寝ていることを確認しているみたいだった。

言い方はきついけど、心配はされているんだなーと思って、すこし胸が熱くなったエピソードでした。

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