自分は人から見ても、かなりしっかりしている、そんな錯覚を若い頃にしている時期があった。
途中入社した会社でも、すぐ課長補佐になり、色々と忙しい時期を過ごしていた。
嫁もその会社だったが、常に笑顔で色々な人からも信頼され仕事をこなしていた。
気がつくと自分はとてつもなく惹かれており、付き合い始めて結婚した。
結婚してから、自分のほとんどすべての部分で、本当に至らないところばかりであるとかを、嫁の日常から理解した。
いろんな意味で嫁は出来すぎている。ただ、掃除を除けばだが。
自分が病を患い本当に辛い思いをさせたと思う。それでも、自分にどう接するか、どうすれば自分の負担が少ないかを常に考え、勉強してくれた嫁。
そんな最中に、子供ができた。
子供を身ごもった状態での気遣い、ホントは気遣われる側なのに、自分に対するそれは今になると本当に感謝でしかない。
産まれてからも、朝が早い自分の生活リズムを崩すまいと、子供の世話の多くを一人でしてくれた。いや、自分が押し付けたのかもしれない。
そう思うと自分は最低の夫であり父親だ。
そんな自分に今でも気遣いと心配をしてくれている嫁に心から感謝している。
もし、旦那デスノートに嫁が何かを仮に書いていたとしても、自分はそれを素直に受け止めたい。
いろんなことを教え、学ぶ機会を与えてくれて、感謝が尽きない。
きっととんでもない我慢の日常であったと思う。そして今も。
改めて、有難う。
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