歌を聴いてると安心する、とは言ったけど難しい気分のこともある。なんで今頃になって、と君は怒るかも。この前のはバス停で君に似た雰囲気の人を見た後だったから。
小雨がそぼ降る中、その人は白いタオルを頭からすっぽりかぶってた。雨に濡れないよう、周りにいる人たちの視線をさえぎるよう。でも独りじゃなくって同性の人が一緒だし、二人でちょこちょこ話してる。かけよって話しかけたかった、でもだめだよなって。思い出すんだよね、ああいうのを見ると。
僕は君に安心してほしいのさ。心変わりなんてないって思ってほしい。どうかこの気持ちを投げ捨てないで。君の頭にかかった白いヴェールが、いつか取れるように。
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